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01 2009
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パリ宣言—金融エイプリル・フール2009

我々はあなた達の危機を支払うつもりはない!

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ヨーロッパ中から150以上の労働組合、農民団体、グローバル・ジャスティス・グループ、環境団体、開発団体、移民団体、宗教団体、女性団体、持たざる者の運動体、学生および若者のグループ、反貧困グループの代表が2009年1月10日、11日にパリに集まった。現在の危機を共に分析し、共同戦略を発展させ、危機に対する共同要求とオルタナティブを議論するためである。

金融および経済危機が深化するのにともない、数百万の男女が職、住宅、生計を失いつつある。すでに極度の貧困状態にある14億の人々に、数千万人が更に加わる見込みである。この危機は、地球上に生きる大多数の人々の社会的、環境的、文化的、政治的状況を悪化させる。

現行の経済モデルの明白かつ先が見えている失敗にも関わらず、危機を引き起こしたシステムを保護することで世界の指導者たちはこたえようとする。政府は銀行、企業株主、財政後見人に数兆単位の公的資金を素早く注入した。問題の解決のために銀行家と企業のトップに場所を与えた。それらの人々こそが危機を招いた張本人なのだが。労働者、失業者、貧者、全ての危機にさらされた人々は日々の収支を合わせる奮闘において何の助けも得られず、あげくの果てには、今や請求書を支払うことを期待されている。

経済危機の広まりに対処する政府の提案は、今日我々が直面している危機の他の局面—グローバル・ジャスティス、食料問題、気候、エネルギー—には向けられていない。全ての人々の基本的な必要を満たし、あらゆる人権を守り、地球上の生命の基盤を回復および保護することを可能とする経済システムへと変化する必要にも目を向けない。

今こそ変革の時だ!

我々には人々と環境のために働くシステムを作ることができる。多くの人々の必要に応えるシステム、公益の原理、グローバルな公正、正義、環境保全、民主主義のコントロールに基盤をおいたシステムを作ることができる。

最初のステップとして、経済のエコロジカルな転換を支援しながら、社会的なインパクトを人々に与えるための手段が直ちに実行されなければならない。

私たちは変革のプロセスに参加するようヨーロッパの全ての社会運動に呼びかける。まずは、以下の運動を訴える。

- G20会合に先だって3月28日にロンドンで行われるデモに、大規模な動員を実現する。または、声を届けるために、同日に自分たちの国で路上に出る。グローバル金融システムと経済の未来を20の政府が決定することはできない。

- G20会合の週、できれば4月1日(金融エイプリル・フール)に世界同時行動を行う。金融権力をあらわにし、民主的なコントロールを推進する目的で。

この会合は、ヨーロッパのネットワークが出会うためのスペース形成の、長期的過程を進めるステップである。ヨーロッパおよび世界中の社会運動および市民社会組織の過去と未来の動員を見出し、そして引き出しながら、ヨーロッパ社会フォーラムやその他の場で発展した、民主的かつ社会的・環境的に持続可能な欧州を実現することを目指す、進行中の活動の上に形成される。我々のネットワークと組織における協力とコミュニケーションを強化するよう努力する。継続的な動員と共通のオルタナティブの発展のための能力を作る目的を持って。我々はまた、それぞれの社会において自分たちの声をあげようとする全ての人々を支援するために献身する。

我々は4月18、19日にドイツのフランクフルトで再会することになる。変革へ向けた動員と戦略の次のステップを発展させるために。全ての社会運動体および組織にこの過程に参加するよう呼びかける。